【ダメファンド】ニッセイの中にインデックスファンドらしからぬものが紛れていた件
どうも、亡者です(*'ω'*)
ニッセイアセットマネジメント株式会社
といえば、<購入・換金手数料なし>シリーズが有名ですな。
私も、日経平均インデックスファンドをPFに含めています。
その中に、インデックスファンドらしからぬファンドを見つけたので書いていきます('ω')
このファンドはつみたてNISAにも含まれているので注意が必要です。
そのファンドとは??
問題のファンド名は・・・
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド
名前の通り、新興国を主として投資していくファンドになります。
ファンド概要
名称:<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド
連動指数:MSCIエマージング・マーケット・インデックス
購入時手数料:なし
信託財産留保:なし
信託報酬手数料:0.20412%
概要を見てもわかるように、ノーロードのインデックスファンドになっています。
一見問題なさそうですが、各論を見ていきましょう(*'ω'*)
2018~2019年の価格推移
こちらは、eMAXIS slim 新興国インデックスの価格変動になります。
同じ指標をベンチマークとしているので基本的には同じような動きになっています(/・ω・)/
積み立て金額:180000円
終了時評価額:175442円
利益率-2.5%
このファンドが設定されてからドルコスト平均法で毎月積み立てていたら約2.5%の損失が出ていたことになります。
積み立て金額:180000円
終了時評価額:177259円
利益率-1.5%
emaxis slim新興国インデックスであれば-1.5%の損失が出ていたことになります。
若干emaxis slimのほうが良い成績となっていますが、
ニッセイのほうは運用開始直後であり、新興国口座を開設するのに少し時間を要したため多少下振れしたものと思われます。
運用開始は2017年(上昇していた年)なので、「その上昇を一部享受できなかったため」だということです(*'ω'*)
各論
組み入れ銘柄
基本的に外国株式インデックスマザーファンドで運用されていますが、組み入れ割合はどうなっているのでしょう。
ファンドの規模は?
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドはファミリーファンド方式を採用しているので、
マザーファンドが存在しています。
上の図でベビーファンドにあたるのが
「ニッセイ新興国株式インデックスファンド 」、
マザーファンドにあたるのが
「ニッセイ新興国株式インデックスマザーファンド」になります(*'ω'*)
マザーファンドの規模はとても重要なので、規模の大きいものを選定するようにしましょう!!
※決算が11月なので、各ファンドの純資産総額は2018/11月のものを記入しています。
ニッセイ新興国株式インデックスファンド純資産総額:6.95億円
ニッセイ新興国株式インデックスマザーファンド純資産総額:164億円
emaxis slim 新興国株式インデックス純資産総額:56億円
新興国株式インデックスマザーファンド純資産総額:497億円
規模がかなり違いますね・・・。
マザーファンドの規模がニッセイはかなり小さい傾向があります。
ニッセイ外国株式インデックスのマザーファンドにおいても、
たわら先進国やemaxis slim先進国に比べて、1/3程度しかない状態になっています。
トラッキングエラーは?
トラッキングエラーとは、
ベンチマークとなるインデックスに「どのくらい連動できているか」の指標になります。
あまりに乖離しすぎている場合はインデックスファンドとしての役割を果たせていないことになります。
要因としては、
組み入れ割合に現金が多く含まれていることなどがあります。
差は-1.9%となっており、ベンチマークを下回っている形になっています。
こちらに関しては先ほども書いたように、
ニッセイのほうは運用開始直後であり、新興国口座を開設するのに少し時間を要したため多少下振れしたものと思われます。
コストは?
名目信託報酬:0.350%
実質信託報酬:1.896%
今年の運用報告書がまだ発表されていないので昨年の古いデータになってしまいますが、
これを見た時に目ん玉飛び出ました( Д ) ゜ ゜ポンッ
名目信託報酬は0.3%程度なのに、実質信託報酬は2%弱になっています。
2%の信託報酬を取ってくるのは基本的にアクティブファンド系が多いですが、
このファンドはインデックスファンドです!!!!
何にコストかかってんねん⊂⌒~⊃。Д。)⊃
とおもったら、
海外の銀行で保管する費用や、、資金の移転などに掛かっているようでした。
・・・為替下手くそなん???
新興国関連に関しては、ニッセイは運用があまり上手ではないことが浮き彫りになりましたな~(=゚ω゚)ノ
インデックスらしからぬ理由はやはりコストでした
インデックスファンドは「手数料が安い」ことが最大のメリットであるのに、
コストが高いファンドは購入する意味がありません(゚Д゚)ノ
今回のように
名目信託報酬が低くても、実質信託報酬が高いことはよくあることなので、
しっかりと運用報告書の全体版を見てから購入するファンドを選定すべきでしょうな~(/・ω・)/