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(旧)金の亡者による全世界投資実践録

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【喫煙者注意!】COPD(慢性閉塞性肺疾患)

どうも、亡者です(*'ω'*)
今回はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)について書いていこうと思います。
あまり聞きなれない人もいるかもしれませんが、かなり罹患しやすく厄介な病気なので知っておいてもらいたいです(/・ω・)/
特に喫煙者の方々は要注意なのがこの病気です。
がんの原因になったり、在宅呼吸器をつけなくてはならなくなるケースも多数ありますので、よく知っておいたほうが良いかもしれません( ;∀;)

COPD(慢性閉塞性肺疾患)ってなに?

簡単に言うと長年の喫煙などにより肺に炎症が発生して「ボロボロ」になってしまう病気です。
ボロボロのなり方には3つの特徴があります。

特徴

①気道(肺までの空気の通り道)が肥厚して狭くなる
②粘液(痰の原因)が貯留してさらに気道をふさぐ
③肺胞の弾性力が無くなり息を吐きづらくなる

簡単に説明していきます。

①気道(肺までの空気の通り道)が肥厚して狭くなる

皆さんが風邪にかかったりしたとき「のどが腫れる」ことってありますよね?
これと同じような反応が喫煙などで引き起こされるのです!!
炎症反応は病原菌などを退治する為に体が働いている証拠なんですが、普通は病原菌が退治出来たら炎症も収まるのです(*'ω'*)
しかし、喫煙はやめない限りずーっと続いていきます。
するとずーっと気道で「病原体と戦っている状態」が続いてしまい、腫れたままになってしまうのです・・・。
この腫れによって、空気の通り道が狭くなってしまうため呼吸がしづらくなるのです。

②粘液(痰の原因)が貯留してさらに気道をふさぐ

これはいわゆる痰詰まりです。
タバコ吸っている人って良く痰を「かーっ、ぺっ(゚Д゚)」ってしてませんか?
痰の正体は「病原菌と戦った白血球などの残骸」なので、炎症反応が続けば続くほど痰も出やすくなるのです( ;∀;)
気道も炎症で狭くなっているところに痰がたくさんできたら呼吸しづらくなりますよね?

③肺胞の弾性力が無くなり息を吐きづらくなる

肺には肺胞と呼ばれるブドウの房の形をしたものが約3億個もついています(/・ω・)/
この一つ一つは風船に似ていて本来であれば伸縮しやすいものです。
息を吐くときには肺胞が元に戻ろうとする力を使っているので、肺胞の弾性力(元に戻ろうとする力)が無くなってしまうと息が吐けなくなってしまうのですΣ(゚Д゚)
ゴムが伸び切ってしまった風船を思い浮かべてもらうと分かりやすいでしょうか。
ぶよぶよの風船は膨らましやすいですが縮みにくいですよね?それが肺胞の一つ一つに起きてしまいます(*'ω'*)

イメージはこんな感じです(笑)

COPDは心疾患と脳卒中に次いで危険な病気!

WHOが毎年出している「世界の死因ランキング」なるものがありますΣ(゚Д゚)
そこでCOPDは心疾患と脳卒中に次いで第3位の死因になっているのです!!!!
2016年には世界で300万人もの人々がCOPDによって命を落としたということです・・・。

当てはまったらCOPDかも!?

COPDだと確定させるには病院での検査が必要になります。
ここではCOPDになった時に出てきやすい症状や属性について書いていきます。
症状や属性としては、

チェックリスト

①喫煙歴が長く40歳以上
②咳や痰が年中出ている
③運動時に呼吸困難がでる

全てのベースにあるのは喫煙がほとんどです( ;∀;)
なので、喫煙している人で他に症状が出てきた場合はCOPDかもしれないと思ったほうが良いでしょう。

呼吸の仕方にも特徴あるよ!!

COPDは息が吐きづらくなる病気でしたね。
そのため、息を吐くのに時間がかかるというのが最大の特徴です(/・ω・)/
また、口すぼめ呼吸と呼ばれる「気道内圧を上げることによって気道閉塞が緩和しようとする」ための呼吸も見られます。

当てはまったら病院へ行ってみよう

COPDかもと思ったら病院へ早めに受診しましょう。
スパイロメトリーと呼ばれる息を吸ったり吐いたりする検査が行われます。
ここで1秒率(1秒で肺活量の何%吐けるか)が70%未満であるとCOPDという診断がつきます。

COPDの何が問題なのか

COPDには様々な問題点があります。
その中でも最大の問題点は2つです。


①早期診断・治療が困難で知らないうちに重症化する。
②肺機能を正常にする治療法がない。



症状として出てくるのが咳や痰などのありふれた症状であり、ゆっくりと進行していくために加齢によるものだと考えてしまう人もいます。
また、スパイロメトリーなどの検査方法も普及していないため診断が遅れてしまうことも問題となっています。
そして、傷ついてしまった肺を正常に戻すことは今の医療では不可能なのです。

COPDになったら治療できない?

肺機能の正常化→
悪化を最小限に食い止める→
今残っている機能を最大限に生かす→

COPDは完治しません。
なので治療としては、症状の改善増悪の予防がメインです。

症状の改善

こちらは薬物療法が主になります。
気管支を拡張させる薬や痰を出にくくする薬剤などを使用しながら症状の改善を目指していきます。
「気管支が閉塞すること」と「痰がたくさん出ること」がCOPDの主な原因なのでこちらを抑えるためのものになります。

重症例になると・・・

こちらの症状が重症化してくる(基本的に1秒率が50%未満になる)と在宅酸素療法や在宅呼吸器など、医療機器による補助が必要になる場合もあります( ;∀;)

【重要!!】増悪の予防

こちらは患者さんが主に行うべきものです。
これを行うかどうかで人生が変わってきます(/・ω・)/
増悪の予防に有効なのは以下の通りです。

予防策

①禁煙(増悪頻度が1/3になる)
②薬の内服をしっかりする
③手洗い・うがい

④インフルエンザワクチンの接種

③の手洗いうがいに関しては、肺炎などにならないようにするためのものです。健康な人であっても心がけましょう!!
④ですが、インフルエンザワクチンを接種すると「COPDに増悪による死亡率を50%低下させる」ことが分かっています。
それほどにまでインフルエンザによるCOPD増悪はリスクが高いのですΣ(゚Д゚)
COPDの方は必ず予防接種を受けましょう!

【まとめ】

・COPDの一番の原因は喫煙
・重症化しても完治はできない
・症状の緩和はできる
・診断にはスパイロメトリー検査が必要

まず何を差し置いても禁煙!!!
もし喫煙しているのであれば禁煙外来などに受診してみてはいかがでしょうか?
人間ドックなどでもスパイロメトリー検査が行われていますから、不安な方は一度受けてみても良いかもしれません(=゚ω゚)ノ

次回はこれと対になっている「肺がん」について書いていきますよ~

ぜひとも一日一回!!

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